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day in, day out

かたづけとおしゃれのブログ

お収納さま

家族構成は夫(モヒカン)と老犬と自分だけなので、今のところ住空間には余裕がある。片付ける片付けるワーワー言うとりますが、実際は汚部屋というほどのことはない。しかし納戸とかクロゼットがちょっと…その…「汚収納」になりがちなのよね…という話を女友達にしたら、語感が好みだったらしく異様にウケて会話が1分少々ストップしてしまった。そのあと、彼女がこう言った。

 

断捨離という名の下に家を出た兄弟の部屋にとりあえず片付け…いや、お収納(いや、汚収納)する

 

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そもそも服が多い

 

「汚収納」は我が家の収納を指す名詞から、彼女によって「汚収納する」という動詞に格上げされたのだった。もし汚収納が辞書に載るとしたら「所有物を吟味せずにとりあえず収納スペースに突っ込むこと」と定義されるだろうか。

 

というのはどうでもいいとして

 

彼女は友人の中でも特にきちんとした人なので、彼女でも汚収納しているのかと意外に感じた。

 

彼女は専門職で働きつつ実家暮らし、兄弟は家をすでに出ている。わたしは子なしのワーキング既婚者。スペースと財布にほんの少しの余裕があるのがわたしたちの現在の共通点だ。ただし、その余裕はほんの少し。余裕の分のお金は物に姿を変えるが、物が増えればスペースは減っていく。日本の都市部の住環境と相変わらずのデフレでは、このバランスの悪さは悲劇的だ。かつて母親が「小金持ちの家は散らかる」と言っていたのもそういうことなのだろう(ちなみに実家は割と貧乏だった上に母が片付け大好きで空気がほとんど寺である)。

 

一瞬気を抜けば収納は汚収納となる。狭い国土に住むわたしたちは「汚収納」を「お収納様」にしないといけないんじゃないの、ぎゃははは、やばい自己啓発でありそう! などと爆笑したが、実は納戸にあった使い回しのコートハンガーとエレクターシェルフを解体して、サイズピッタリのパインの棚を入れたんだよねーというのが真相である。女二人、収納に思いを馳せた夜だった。