day in, day out

かたづけとおしゃれのブログ

前にばかりも進めない

 

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できることからだけでもいいから「ゼロ・ウェイスト」を実践しようと思ったのは、1年ほど前のことだ。子どもの頃に習っていた書道の先生がヨーロッパかぶれで環境についての話を頻繁にされた影響もあるし、単に工夫する面白さへの興味もあった。納得がいかないこともあるけれど、心もちが変わるだけでゴミの量も質も変わることも実感している。それでも手が出せないところもあって、未だにコンポスターについてはどう取り入れようか検討中だし、ちょっと前まで布ナプキンについても抵抗があった。

 

外出先で使用済みのナプキンをどうするかとか、月経中の重たい体でわざわざ風呂で手洗いするとかハードルになるものは結構あったけど、もっと正直に言えば布ナプ信者が使い捨てナプキンを「ケミナプ」と呼ぶのを聞いて白目を剥きたい衝動に駆られたことが忘れられなかったのだろう。あの時は「綿の主成分はセルロースセルロースの化学式はこうジャー!」と書いて見せたい気持ちになったが、覚えてなかったし嫌われるのでやめたんだけど(ウィキペディアを見せればよかった)。

気持ちはわからなくはない、だからってケミナプか…その話をしなければ友だちでいられても、何かのアンチの仲間にはなれない、と感じるのだ。

 

あと瓢箪に把手的なものが付いている形状に信頼が置けなかった。ショーツのクロッチの外側にパチっと留めるというのも色気がないし、自転車に乗ったら…と考えるだけで股が痛えよ! 

と思ってたけどハンカチみたいな形のものを見つけたので試しに購入。そしたら超快適!!  これで来月から高分子ポリマーのごみを減らせる! と思ったところで、唐突に推定2歳のオス犬(写真左)の里親になることになった。しばらくブログが書けなかったのは、犬の後をトイレットペーパーを持って追いかけていたからだ。

 

ブリーダー放棄犬である彼には何のコマンドも入っていなかった。当然トイレ認識もなかった。その後は思ったよりも順調…なんだけど注目を浴びたくて排尿が小出し。まさかの高分子ポリマーごみの排出を前以上に増やしている。

とはいえ、捨てられた命を助ける手助けはしたいとずっと思っていた。家がもう少し片付いたら里親になるとか、預かりボランティアをしたいとも考えていた。まだ完璧には片付いていないけど、アクションを起こしてから犬が来たならそういうことなのだろう。

今は「トイレシートの片付け以外でも君を見つめたり構ったりするよ」ということをわかってもらえるようになるまで一旦はごみについては多少目をつぶることにする。いや、彼はよくやってる。最初の3日よりその後の3日、さらにその後の3日とどんどんトイレの成功率は上がり、ごみも減っているのだから。

ちなみに、家のルールを知らない犬が来るにあたってリビングは一気に片付いた。ゼロ・ウェイスト的には10マス戻り、片付けは10マス進む。出るものがあれば入ってくるものもある。ブログもゼロウェイストの取組も続けようと思います。